アンフィールドとは?
■アンフィールドを簡単にまとめてみよう
■スタジアムカテゴリー?
■移転計画?
収容人数5万4000人を誇るプレミアリーグ屈指のスタジアムです。
現在は拡張工事が進められて、あと6000席を増やし、6万席を目指している様です。
そのスタジアムをして、敵チームからは「要塞」「異様な空間」「特別」と様々な表現をされてきました。
今回はこのアンフィールドについて少し触れてみたいと思います。
それでは、どうぞ。
歴史・概要
1884年、元はエバートンのホーム・スタジアムとしてアンフィールドは作られました。
ところが、8年後の1892年。
クラブ経営陣の内紛によりエバートンがスタジアムをグディソンパークに移転。
そしてアンフィールドをホームとすべく新たに設立されたのがリバプールになります。
現在のところのアンフィールドはUEFAのカテゴリー3スタジアムなので、
UEFAヨーロッパリーグ決勝戦までは開催可能であるが、UEFA欧州選手権とUEFAチャンピオンズリーグの決勝戦は開催できません。
ちなみにプレミアリーグのカテゴリー4のスタジアム下記の通り
※カテゴリー4が最大
アンフィールドには二つの門があり、それぞれ「ペイズリー門」「シャンクリー門」と言う名前になっています。
特に「シャンクリー門」にはYou'll never walk aloneの歌詞が掲げられています。
また、場内にはシャンクリーの像もありますね。
そして、スタジアムの一角にはヒルズボロの悲劇で亡くなった人々の祈念碑があります。
ここには、リバプールサポーター以外のサッカーファンが祈りを捧げている様です。
因みに、
2007年に不動産会社ドライバーズ・ジョナスがリサーチしました、
「イギリス国民が選ぶヨーロッパで最も雰囲気の良いサッカー・スタジアム」という調査では、アンフィールドが1位になっています。
You'll Never Walk AloneとTHIS IS ANFIELD
選手入場直前と試合終了直前にはサポーター達のYou'll Never Walk Aloneが歌われます。
選手入場前の合唱はレコード演奏がきっかけとなりますが、サビ部分ではレコード演奏はカットされ、サポーターの声のみとなります。
しかしその合唱がとても大きく、CLのアンセム位なら全く聞こえません笑
その他にもプレーヤーがピッチに入場する際に通過するトンネルの入口には「THIS IS ANFIELD」と書かれた板があります。
これはシャンクリーの発案で、リバプールプレーヤーにはファンの為に戦うことを思い出させること、相手には今から戦う相手を再度自覚させる意味があるとのこと。
移転計画
今後のアンフィールドとしてはカテゴリー4の国際大会決勝でも使用できるような、スタジアムの増築を目指しています。
しかしながら、敷地の問題で現在のアンフィールドではこれ以上の増築は無理。
そこで、リバプールは2012年までにアンフィールドからスタンリー・パークに移転することが決定されていました。
しかし、資金難から新スタジアムの建設は凍結されることに。
その後、2012年にアンフィールド周辺の住宅地を買い取り、収容人数を6万人に拡張する計画を発表しました。
もし、凍結された移転計画が実行された場合、アンフィールドは記念公園として整備されることになっていました。
ここにはヒルズボロの悲劇を含めたリバプールサポーターの遺灰が撒かれている為、その方々を祭る意味も含まれているそうです。
いかがだったでしょうか?
今現在のアンフィールドがいわゆるカテゴリー4に該当していないスタジアムだったとは驚きでした。
たびたびアンフィールドの拡張工事や移転の話が出ていたのは、こういった背景もあったのかもしれませんね。
もし、アンフィールドに足を運んだことが無い方はぜひ行ってみて下さい。
そこは、1つのスポーツ競技場というよりかは、もはや壮大な劇場です。
今でこそYou'll Never Walk Aloneを歌うチームは数多くありますが、その原点たるチームの、スタジアムの、歌が響き歓声が飛ぶ。
敵チームから「異質」とまで言わせたスタジアムに行ってみて下さい。
それでは、また!